最後の現役エアジョーダンに選ばれた驚きの「元ネタ」【エアジョーダン秘史(14)】
1985年の1stモデルから今なお続くレジェンドバッシュのヒストリー。
ムダな部分を削ぎ落して軽量化を達成
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写真を拡大 前作同様、 Hi(実質的なミッドカット)とLow(ローカット)の2種類が存在する。
ミッドソールに内臓されるズームエアは、前作のフルレングスからセパレートタイプに。さらに、カーボンシャンクの面積もやや小さくすることで、AJ12と比較すると格段にソールの屈曲性が高まっている。さらに、横に張り出したアウトソールの形状は、スタビリティの向上に貢献している。シューレースホールはアッパーの内側に隠れるように装備されるが、こうした方法により丸ひもを使ってもゆるみにくくしているのだ。
オリジナルではブルズカラーのみ「着用」
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写真を拡大 '98-'99年にかけてオリジナルがリリース。その後早くも2005年には初めての復刻を果たしている。
オリジナルカラーは、従来までのホーム用がベンチレーションホールなしのアッパー、アウェイ用はベンチレーションホール付きのアッパーをまとっている。オリジナルカラーの中でMJ自身が試合で履いたのは、黒×赤(ベンチレーションホール付き)のブルズカラーのみだ。また、オリジナルのミッドカットはアッパーにレザーを使っているのに対し、ローカットはヌバックを使っているのが特徴。しかし、復刻後はヌバックを使ったミッドカットやベンチレーションホール付きレザーを使ったローカットも存在する。
*参考文献『スニーカーJack Premium「まるごと1冊エアジョーダン23周年』(小社刊)
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